AIマッチングやお見合いルーム 静岡県が結婚支援拠点を開設 登録料1万円
静岡県は10日、少子化対策の一環として初めて結婚の支援をおこなう拠点施設を開設しました。市や町と連携し結婚を希望する若者の出会いをサポートします。
静岡市葵区御幸町に開設された「ふじのくに出会いサポートセンター」。
鈴木櫻子記者 「このセンターには壁で仕切られたお見合いルームがあり、マッチングした相手とここで顔を合わせることもできます」
自分の情報や相手に求める条件などをスマートフォンなどで登録し、AIによってマッチングするシステムを導入していて、会いたい人がいればお見合いを申し込みます。
センターには相談員が常駐し、登録した会員の相談にも応じます。
さらに県は市や町に対し事業内容の説明会も開催していて、今後マッチングシステムの出張登録会や婚活イベントの情報発信など市や町と連携を図りたいとしています。
県こども未来課・鈴木安由美課長 「日本は婚外子が少ない。出産前の結婚から少子化対策は進めていかなければならないということで静岡県も踏み込むことになりました」
県によりますと県内では去年1年間の出生数が約2万2000人と、この5年間で2割減少しているということです。
県こども未来課・鈴木安由美課長 「ご本人が一番合った方を見つけて頂ければと思いますので、そのための後押しやサポートをセンターで支えていければ」
登録には写真付きの身分証明書や所得証明書などの書類のほか面談が必要で、こうした厳格な本人確認と公的なサービスという信頼性で利用者を増やしたい考えです。
1年間の登録料は1万円ですが、今年3月末までに登録した場合は1年間無料となります。本格的なマッチングは4月からで、県は3月末までに200人の登録を目指しています。登録は20歳以上からで上限はありません。
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